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株式会社ForLiberty

うめちゃんの自由すぎるマイル旅

マイルは、人生の選択肢を広げるもの。 梅崎さんがYouTubeで届ける実践知と信頼

■ 支援期間:
2025.4〜現在
経営者講師業(コンサルタント、スクール経営)
うめちゃんの自由すぎるマイル旅の写真

OUTLINE

概要

視聴者から「求められること」に向き合い続けた先に、信頼が生まれた。
梅崎さんがYouTubeで届ける、マイル発信の価値

梅崎未空|プロフィール
2011年に携帯会社へ就職し、全部門1位を獲得して最年少・最短で店長に就任。
2014年に独立を決意し、2019年に出産を機に事業を手放した後、2021年にマイル講座を開始し、2022年以降はForLiberty各社を設立。現在は、旅やマイル、資産形成をテーマに事業を展開している。

旅の発信から始まった、マイル情報

――まず、現在の活動について教えてください。また、マイルに関する発信を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

梅崎:きっかけはすごくシンプルで、もともと私自身が旅が好きだったことです。
最初は本当に、自分が行った場所や旅のことをSNSで発信していたんです。発信を続ける中で、「どうやってそんなふうに旅行しているの?」「小さい子どもを連れて、どうやって海外に行っているの?」と聞かれることが増えていったんです。実際、子どもが生後4か月のときに一緒にハワイへ行ったこともあって、そういうところから関心を持っていただくことが多かったですね。月に1回くらい海外へ行っていた時期もあったので、どうしてそんなことができるのか、という質問をいただく中で、マイルについて教えてほしいという声が増えていきました。そこから自然に、マイルの発信をするようになりました。

――YouTubeを始めようと思ったのは、どんな背景があったのでしょうか。

梅崎:もともとはInstagramで発信していたんですが、正直に言うと、私は発信そのものが得意なタイプではないんです。ただ、発信を通してマイルの世界を知ってくださって、「こんな体験ができるなんて知らなかった」「人生が変わりました」と言ってくださる方が増えてきて。そうなったときに、もっと広く、もっと深く伝える方法は何だろうと考えたら、YouTubeが一番合っていると思ったんです。

あとは、YouTubeって資産になるな、という感覚も大きかったです。1年後、2年後にも動画が残って、必要な人に見続けてもらえる。そのストック性はすごく魅力でした。自分が伝えたいことをちゃんと蓄積していける場所として、YouTubeをやってみようと思いました。

視聴者が求めるものに合わせて、YouTubeの軸が定まった

――最初から、今のようなマイルの実践情報を中心に発信していたのですか。

梅崎:最初からではなかったです。旅のことも、もっと感覚的な楽しさを伝えるような内容が多かったですね。どの国がよかったとか、感動した旅先とか、そういう話もたくさんしていました。企画の段階では、ホテルの話とか、かわいい国の話とか、盛り上がるテーマって本当にいろいろあったんです。

でも、実際に視聴者さんの反応を見ていくと、求められていたのはそこだけではなかったんですよね。「素敵だな」「行ってみたいな」だけじゃなくて、「どうしたら自分も行けるのか」「何をすれば再現できるのか」をすごく知りたがっているんだなとわかってきたんです。そこから、マイルの貯め方や使い方、クレジットカード、航空会社ごとの違いみたいな、より実践的な情報へ寄っていきました。

――方向性を変えることに迷いはありませんでしたか。

梅崎:迷いがまったくなかったわけではないですけど、私自身、「求められることをやった方が楽しい」と思うタイプなんです。もちろん自分がやりたいことも大切なんですけど、見てくださる方が本当に知りたいこと、必要としていることに応えられた方が、私はやりがいを感じるんですよね。

だから、視聴者さんが何を求めているのかが見えてきたときに、そこに合わせて変わっていくことは、私の中ではすごく自然でした。発信って、自分の表現だけで完結するものではなくて、受け取ってくれる相手がいて初めて成り立つものだと思うので、その意味でも、反応を見ながらシフトしていくことは大事にしてきました。

――実際、視聴者の反応が大きかったのはどのような企画でしたか。

梅崎:意外だったのは、すごく細かい実践情報ほど、反応がよかったことです。クレジットカードの比較とか、日系航空会社の違いとか、還元率とか、本当に数字の世界なんですよね。最初は、こんなに細かい話を皆さんが見てくださるのかなと思っていました。でも実際は、そういう内容の方が再生されるし、コメントでも反応をいただけることが多かったです。

STAGEON 柳谷:企画の台本を書いているときも、正直「こんなに数字の話をして面白いのかな」と思っていました。でも、視聴者さんは本当はそこを求めていたんですよね。0.5%や1%など、細かなマイル還元率の違いとか、航空会社の決済サービスについてなど、マニアックな話でも反応がある。私たちが想像していたより、ずっと具体的な方法に興味を持ってくださっていることがわかりました。

梅崎:もちろん、旅先の紹介や感動した国の話も見ていただけるんですけど、そこから「じゃあ自分はどう動けばいいのか」というところまで伝える方が、より価値を感じていただけるんだと思います。憧れだけで終わらせないことが、このチャンネルらしさになってきたのかなと思います。

マイルは“お得”ではなく、人生の選択肢を広げるもの

――そうした発信を続ける中で、梅崎さんご自身は、マイルの価値をどのように捉えるようになりましたか。

梅崎:私は、マイルって単なるお得な術とか、裏技みたいなものではないと思っているんです。もちろん、普通に考えたら手が届きにくい体験ができるようになるとか、旅がしやすくなるとか、そういうわかりやすい価値はあります。でも、実際に受講生さんたちの変化を見ていると、それ以上のものがあると感じるんです。

たとえば、今まで自分には無理だと思っていたビジネスクラスに乗れたとか、自分だけじゃなくて家族にもその体験をさせてあげられたとか、そういうことが起こる。すると、ただ旅行が楽しくなるだけじゃなくて、「自分でもできるんだ」という感覚が生まれるんですよね。自己肯定感や自己効力感が高まって、他のことにも挑戦できるようになった、人生が楽しくなったと言ってくださる方も多いです。

そういう変化を見ていくうちに、私はマイルを“お得なもの”としてだけじゃなくて、人の可能性や選択肢を広げるものとして捉えるようになりました。そこにすごく価値を感じたからこそ、これは天職としてやっていきたいと思ったんです。

――発信する際に、言葉選びや伝え方で意識していることはありますか。

梅崎:意識しているのは、「改悪」という言葉を使わないことです。制度が変わったり、条件が厳しくなったりすると、どうしてもそういう言葉を使いたくなる場面ってあると思うんですけど、私はそうは捉えていなくて。そもそも、こんなに素晴らしいサービスを用意してくれていること自体がありがたいことだと思っているんです。

利用者が増えれば条件が変わるのも自然なことですし、企業側にも事情がありますよね。航空会社さんもホテルさんも、事業をきちんと運営するために判断されているわけなので、そこに対して一方的にネガティブな言葉を投げることはしたくないんです。もちろん、お得になる方法はお伝えしたいですし、知っておいた方がいい変更点も伝えます。でも、それが“目先の得だけを追う姿勢”にならないようにしたい。そこは意識しています。

YouTubeが育てたのは、集客ではなく信頼だった

――YouTubeを通して築いているのは、単なる情報発信以上のものだと感じます。

梅崎:そうですね。今振り返ると、YouTubeって集客のためだけのものではなくなっていると思います。最初は採用目的もあったんです。ほかの事業も含めて人材確保につなげたいという思いもあって始めました。でも、今はそれよりも、認知と信頼の入り口としての役割が大きいですね。

たとえば、YouTubeを見てくださった方がLINE登録をしてくださることも多いですし、講座に来てくださる方も、すでに動画を通して私たちが何をしているのかをある程度わかった上で来てくださるんです。それはすごく大きいです。マイル講座って、外から見ると何をするのかわかりにくいところもあると思うんですけど、YouTubeで普段から話していることで、透明性がかなり上がったと感じています。

――事業との接続という意味でも、YouTubeの役割は大きいのですね。

梅崎:大きいですね。YouTubeを見てくださることで、講座の内容や私たちの考え方が伝わるので、参加前後のギャップが減るんです。憧れだけで来るのではなくて、「自分でもやってみたい」「でも一人では難しいから学びたい」という状態で来てくださる方が多い。そうすると、結果的にすごくいい関係性が作れるんですよね。

それに、マイル講座をきっかけに別の講座に進んでくださる方も多いです。私たちは“自由をつくり出す”ことをテーマにいろいろなコンテンツを作っているので、その入口としてもYouTubeがすごく機能していると思います。何かを知ってもらうだけじゃなくて、信頼関係を育てる場所になっている感覚があります。

――視聴者との関係性の変化を感じる場面はありますか。

梅崎:飛行機に乗ったときに声をかけていただくことが増えましたね。ファーストクラスやビジネスクラスで視聴者さんにお会いしたり、乗っていた方から後でDMをいただいたり、客室乗務員さんに声をかけていただくこともあります。あとは、仕事でいろいろな場に出たときにも、「YouTube見ています」と言っていただくことが増えました。

私自身は、“ファンがすごく増えた”という感覚より、“知ってくれている方が増えた”という感覚の方が近いです。でも、「マイルといえば梅ちゃん」と言っていただけることが増えたのは、本当にありがたいですね。「Youtubeを見て勉強してます!」とか、「Youtubeを見てカード作成しました!」というお声のDMも1日に5、6件くらいいただくので、YouTubeを見てくださっている方の存在を日々感じています。

チームで育てるチャンネル運営

――チャンネル運営は、チームで進めている部分も大きいと思います。どのような役割分担で進めているのでしょうか。

梅崎:本当に、企画からリサーチ、構成、マーケティングまで、かなりチームで動いています。私は最初から、企画を考え続けることも、テーマごとに必要な情報を全部調べることも、一人では無理だと思っていました。特に最初は毎日投稿、その後も週4投稿という形でやっていたので、自分一人で回すのは現実的ではなかったんです。だから、こういう体制でやりたいという意向を最初にお伝えして、そこから一緒に形を作ってきました。

今は、どの企画が伸びているのかというYouTube上の反応だけではなく、LINE登録者数や成約率などの数字も見ながら、次の施策につなげています。たとえば、プレゼント企画を考えようとか、登録導線を改善しようとか、そういうことをすごくスピード感を持って進めてくださっていて、本当に感動しています。私は撮影に行っているだけ、というくらい、周りの力に支えていただいています。

――柳谷さんは、梅崎さんのチャンネル運営にどう向き合っていますか。

STAGEON 柳谷:チャンネル運営する上で、マーケティングの最適解が何なのか、不安がないわけではありません。でも、その中でも私がこれだけ自由に動けるのは、梅崎さんが「何をやってもいいよ」と構えてくださっている安心感があるからだと思います。
多分、それがなかったら、ここまでいろいろ試しながら進めることはできなかったです。梅崎さんがどっしりいてくださるから、私たちも施策を打てるし、より良くするための動きができるんですよね。

私自身、チャンネル運営において、自分でコントロールしようとは思っていません。目的と数字を軸にしながら、市場に合わせて考えることを大事にしています。ただその一方で、梅崎さんが伝えている価値や、この世界をもっと知ってほしいという気持ちはすごく強いです。マイル市場の中で、今一番人が知りたい情報を届けたい。そのエネルギーは、かなり強く持ってやっています。

――梅崎さんご自身は、「ファン化」についてどう考えていますか。

梅崎:これは少し逆説的かもしれないんですけど、私はどちらかというと、ファン化みたいなことが得意ではないんです。別に、私のことを好きになってほしいという気持ちでやっているわけではないんですよね。スタッフにも、私のためにやらなくていいよ、と思っています。一番大事なのは、受講生さんとか、動画を見てくださっている方が、実際に役立てて、自分の理想を叶えられることだと思っているので。
だから、私が届けたいのは“私”というより、この世界線なんです。こういう旅の仕方があるよ、こういう選択肢があるよ、みんなにもできるよ、ということを知ってほしい。その気持ちはすごく強いです。情報そのものだけだと弱い部分もあるかもしれませんが、その先にある体験や価値は本当に大きいと思っているので、そこを届けたい。そのバランスはいつも考えています。

――そうしたスタンスがあるからこそ、周囲も動きやすいのかもしれませんね。

梅崎:そうかもしれません。私は、一人で全部やるより、みんなで作り上げていく方が好きなんです。よく「早く行くなら一人で行け、遠くへ行くならみんなで行け」と言いますけど、本当にその通りだと思っています。私一人では、続けられないし、楽しくもない。だからこそ、チームでやる意味があるんです。
チームでやると、目標を共有できますし、達成したらみんなで喜べる。たとえば、これを達成したらごはんに行こうね、とか、そういうことも含めてすごく楽しいんです。もちろん、届ける相手に喜んでもらいたいというのが一番ですが、作っている私たち自身が楽しいことも大事だと思っています。そのエネルギーって、やっぱりコンテンツにも出ると思うんですよね。だから私は、連帯感のあるチームで遠くへ行けることに、すごく価値を感じています。

YouTubeが広げる、新しい出会いとこれからの可能性

――YouTubeを始めたことで、事業や活動に生まれた変化はありましたか。

梅崎:大きく二つあります。一つは、視聴者層の変化です。これまでは男性が多くて、50代以上の方が中心だったんですけど、ショート動画を始めてから若年層や女性が増えてきました。マイルという領域はどうしても男性が先に情報にたどり着きやすいと思うんですが、実は女性も同じように情報を求めているんですよね。ただ、そこまで届いていなかっただけで。ショート動画を通して接点が増えたことで、新しい層にも広がり始めているのを感じています。

もう一つは、YouTubeの外への広がりです。たとえば日系の航空会社さんの施策発表にご招待いただいたり、テレビ出演のご依頼をいただいたり、本の出版のお話をいただいたり。実際には受けなかったものもありますが、そういう新しい接点が生まれてきました。YouTubeを続けていることで、見つけていただける範囲が変わってきたんだと思います。

――最後に、これからYouTubeを始めたいと考えている方へ、メッセージをお願いします。

梅崎:もしリソースや資金があるなら、私はYouTubeは絶対にやった方がいいと思っています。やっぱりYouTubeの動画コンテンツは長期的に見て資産になりますし、自分が考えていることや、やっていることを一番伝えやすい媒体だと思うんです。Instagramももちろん大事ですが、YouTubeには、より深く伝わる力があると感じています。

それに、今やっている事業以外の展開にもつながりやすいです。認知が広がるだけではなくて、信頼が積み重なっていくので、そこから新しい可能性が開いていく。これまでインフルエンサーを起用してこなかったのに、お声掛け下さったJALさんとの接点もそうですし、いろいろなお話をいただく中で、YouTubeが持つ広がりを実感しています。だからこそ、単なる集客チャネルとしてではなく、自分の価値観や仕事をちゃんと伝えていく場所として、YouTubeに取り組む価値は大きいと思います。

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