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2025.03.27
【2025年はYouTube誕生から20年】2025年YouTube市場のトレンド予測、チャンネル成長のキーワードは「ライブ配信」
〜配信者の「リアル」「情緒的価値」の提供で、ファンとの信頼関係を構築〜
「コンテンツマーケティングでビジネスに革命を」をミッションに、法人向けYouTubeマーケティング ソリューションを提供する株式会社STAGEON(ステージオン、本社:東京都中央区日本橋、代表取締役 社長:軽米昇平、以下、STAGEON)は、YouTube誕生から20年を迎えた2025年、創業以来200以上の法人向けYouTubeチャンネルを企画・運営してきた知見・ノウハウから、2025年のYouTube市場のトレンド予測をお知らせいたします。
■YouTube誕生から20年、生活に欠かせないプラットフォームへと成長
2005年に設立された世界最大の動画共有サービス「YouTube」は今年2月15日で開設から20年を迎えました。現在の月間利用者数は世界で25億人以上、日本国内では人口の半数以上にあたる7000万人にものぼり、生活に欠かせないプラットフォームへと成長しました。
今では多くの企業が自社チャンネルを活用し、従来の長尺動画だけでなく短尺のYouTubeショート動画も右肩上がりの成長を見せるなど、発信手法も多様化しています。
■最近のYouTubeの傾向
①動画制作クオリティの向上、YouTubeの「テレビ番組化」
黎明期のYouTubeは、ユーザーが自由に投稿する動画コンテンツを通じて「リアル」を見られる場としての役割を果たし、現在でも「リアル」を感じられる動画コンテンツは人気を博しています。プラットフォームとして成熟するにつれ動画制作のクオリティが向上し、しっかりシナリオが作られたショートドラマや、MCとゲストを迎えたスタジオ収録動画など、テレビ番組に近しい洗練されたコンテンツが増加傾向にあります。
このような傾向を踏まえ、タレントやインフルエンサーをYouTubeの動画コンテンツにキャスティングする場合、その出演効果を一過性にしないために、視聴者がYouTubeチャンネルを運営する企業へ興味を持ってもらえるような企画を打ち、よりファン化が促進するように取り組む必要があります。
②視聴者の「リアル」「情緒的価値」へのニーズ増
YouTubeがここまで人気を集めてきた理由のひとつは、テレビでは見られない要素が見られることでした。動画制作のプロが作ったコンテンツを多く見るうちに、視聴者は「リアル」なものに惹かれる傾向があります。
私たちが支援するYouTubeチャンネルでも、ドキュメンタリー形式の動画コンテンツが大きな反響を呼びチャンネルの成長や成功につながったケースがありました。脚色されていない本音の会話を見せたことが、視聴者のニーズに合致したのでしょう。
▼ドキュメンタリー形式の動画の成功例
八木仁平の自己理解チャンネル
タイトル:「【嫌われる勇気】やりたいことで生きるために必要な決意 八方美人では好きなことで生きられない理由 」
今後のYouTubeマーケティングにおいては、演者のストーリーや想いなど、視聴者の感情を動かすことができる「情緒的価値」の重要度がさらに高まっていくと考えられます。クオリティの高い動画を作ることはもちろん大切ですが、演者の人柄や本音を嘘偽りなく見せることで引き出される情緒的価値が、視聴者のファン化につながるのです。
■2025年、YouTube市場のトレンドキーワードは「ライブ配信」
「YouTube ライブ」は、YouTubeのライブ配信機能です。YouTube でリアルタイムに配信される動画を視聴することが可能で、配信者と視聴者はチャットを使って双方向にコミュニケーションをとることができます。視聴者はいつも見ているチャンネルの中の人が、リアルタイムに話をしてくれる。視聴者と演者が視聴者と配信者がリアルタイムに情報を共有できることがライブ配信の特徴です。
配信者は、リアルタイムに視聴者とコミュニケーションを交わすことで、飾らない素の部分や本音を感じてもらうことができ、配信者の「情緒的価値」を共有することでチャンネルのファン化が促進されていくのです。
▼ライブ配信の動画の成功例
鳥海翔の騙されない金融学
「15万人突破記念 資産運用で得する質問コーナー」※ライブ配信動画のアーカイブはございません

https://www.youtube.com/channel/UCJkq3q4UnEnayNbwt6N9ttg
■ライブ配信を成功させるための4つのポイント
1 配信する時間帯:夜8時
YouTube視聴者数がピークとなるこの時間帯が、視聴者がもっとも参加しやすい時間帯と言われています。
2 配信の長さ:最大でも2時間以内
視聴者が1回のライブ配信にとどまる時間は開始30分〜1時間以内と言われています。
3 配信中に演者に求められるのは「いまこの瞬間を共有しているという感覚の演出力」
ライブ配信は視聴者と演者がリアルタイムに情報を共有できることが特徴です。視聴者にとってライブ配信中の演者は、「気軽に質問できる身近な存在」だと感じてもらうことができ、ファン化を促進させることが可能です。ライブ配信中に演者は一方的に話し続けることはせず、チャットを確認し、視聴者から送られてくるコメントに反応するように心掛けることが大切です。
4 コメント内容を拾うだけでなく「名前」も読み上げる
ライブ配信でコメントを読み上げるときは、コメント内容をだけをひろうのでなく、コメントしてくれた方の名前(アカウント名)も一緒に読み上げることが大切です。視聴者は自分のコメントが採用されたことに対する嬉しさだけでなく、演者と会話しているような感覚になり、身近な存在と認識してくれます。
■記事監修
箱﨑 蓮(はこざき れん) 株式会社STAGEON 取締役副社長
兵庫県芦屋市生まれ
2020年6月 STAGEON 創業期に立ち上げメンバーとして参画。
YouTubeコンテンツ撮影補助や現場ADとして業務をスタートし、動画の企画や編集に携わる。YouTube黎明期から自身でチャンネル運営をしていた経験と動画コンテンツへの深い愛と知見を武器に、運営代行を手がけたチャンネルでは2ヶ月半で1000万回再生を超える動画を制作し、YouTubeの急上昇1位を記録。STAGEON内のプロデューサーでNo.1になる。2023年7月よりSTAGEONの取締役副社長に就任、チャンネル運営事業部のトップとしてYouTube運営のプロを育成するスクール「KURIKOU」でも後進の指導にも当たる。運営に携わるチャンネルの動画コンテンツ内では「コロ助」として動画にも出演している。